2018年1月30日火曜日

ホイールの おもひで

 スマートの冬タイヤのホイールは、純正の鉄チンホイールを自己調達することになった。当時物をオークションで入手したが、さすがに数が少ないらしくけっこうな値段だった。変わったデザインで、おフランス製でした。スマートの工場は、いまもフランスにあると聞いた気がする。

 さて本題。前に乗ってた2ストジムニーのホイールはずっと鉄ホイールだった。
 買ったときには新しいタイヤじゃったんじゃけど、サイドにえぐりが入っただけみたいなトラックのタイヤ(バイアス)だった。標準がそうだったらしいが、ある雨の日に低速なのに左折で横滑りして震えあがった。逆ハン状態からまっすぐに向いた瞬間にぐいっと急加速したんで、後輪が空転してたらしい。28馬力でドリフトするとは夢にも思わなんだ。免許取って間もないころだったし、心底びびってタイヤを当時現役のジムニー(JA11)の標準のやつに替えることにした。

 ついでにぼろっちかった鉄ホイールも交換したが、10年超のぼろ車にアルミホイールはないじゃろう思うてまた鉄ホイールにした。お店が用意してくれたんが、中国電力のトラック御用達の、由緒正しき鉄チンホイールだった。

 んで何のきっかけかは覚えてないが、ホイールを塗装したらかっこええんじゃないかとお店で盛り上がって、ほんとに塗ってもらった。ただの鉄チンホイールを。

 色はクルマの車体の色で指定するっちゅうことだったんで、いろいろ聞いてちょっとオフホワイトの、“スズキ・アルトの白"にした。
 塗装屋さんもへんに盛り上がってくれたみたいで、サービスでホイールを裏表の両面塗装してくれてた。ふつうは塗るのは表面(おもてめん)だけらしいんじゃけど、背中にしょったスペアタイヤも含めてローテーションできるようにとわざわざ気い使ってくれたんだった。納品ときはこりゃかっこええとお店で一同盛り上がった。

 じぶんでもすごくかっこいい(かわいい?)と思って気に入ってた。それから1~2度はタイヤを履き換えたんじゃけど、ホイールはついぞかえることなく20年、ジムニーといっしょに走り続けた。林道を車体で枝かきわけながら走ったり、けっこうムチャして車体は傷だらけだったが、不思議とホイールはきれいなままだった。
 やっすい鉄ホイールを格安で塗装してもらっただけなんじゃけど、自慢のホイールでしたわ。とゆう、思い出。

0 件のコメント:

コメントを投稿